何かの雑誌で記事を見てからずっと楽しみにしていた映画『トイレット』を見てきました。

荻上直子監督が撮る映画の、このテンポが私はとても好きです。
たんたんとしているんだけど、そのたんたんの中にはすごく深い穴があって、ときどき落とられる感覚。
この流れがやっぱりすごく好きだなぁ。

ここからちょっとネタばれ含むのでたたみます。



最後にもたいさんが「モーリー」って呼ぶ、あの声にぐっと涙が出てしまいました。
優しくて、不安をつつんでくれるバーチャンの声。
荻上直子監督のもたいさんの役の話し方ってゆっくりで、ちょうどいい中低音のもたいさんの声が生かされてて、
私の理想の話し方です。

モーリーの服装がとてもぐいぐい私のツボを押してきます。
とくにスカートをつくりたくなって、勇気を出して布を買いに行く時の服装が可愛い!

最後の最後にはププっと笑ってしまいましたが、じんわりくる映画でした。
そして飯島さんのごはんはいつも変わらずおいしそう!(やっぱり餃子がたべたくなって、夕ご飯に食べました)

パンフレットもすてきだったなぁ〜
かもめ食堂」を映画館で見れなかったことが、ちょっと今でも後悔です。


「トイレット」を見た劇場は28席ぐらいしかない小劇場だったのですが、
その分座席の間隔がとても広くて、足が伸ばせて、ゆっくり見れる劇場でした。
同じ値段払ってあの場所で見れるのなら、何度でも利用したい!